2014年11月11日火曜日

エレキベース!弦交換!簡単メンテナンス紹介!(2/2)

前回は弦を外して、外したついでのメンテナンスを紹介しました。

後半では弦のメーカー、ゲージ、スケール。
そして弦の張り方、オススメの巻き数、テンション(張りの強さ)をかせぐ方法や、オクターブチューニングでのサドル調整方法などをご紹介します。




まずは弦のメーカーですが、前の記事で書いたギターの弦に同様、3メーカーが王道です。

・ダダリオ

一番有名な弦、そこそこ持つ、半年くらい。特徴が無いのが特徴みたいなやつ。












・アーニーボール

ダダリオと同じくらいさびないけど音が早めに死ぬ。最初はダダリオより音のヌケがいい。なんかお調子者な感じ、ライブとかするならこれ張りたい。











・エリクサー
とにかく高い、高い分長持ちだし普通にいい音、1年くらいは持つ、ギター同様コーティング弦とかそういう奴、ブルジョワ。












・ゲージ、スケール

ゲージとかスケールはギターで書いたのと同じような意味。太いほど弦の張りが強くなってテンションが稼げる。ただ気をつけることは、今まで使っていたゲージより太い弦を張るとナットの溝が深くなって、次に張った弦がそれより細かった場合、溝に隙間ができて弦がビビる可能性がある。

・張り方

1.外した時同様、ブリッジから弦を通します。駒の上から外れないように気にしていないと巻き終わってから外れているのに気づいてもう一度やらなければならなくなることがあるので注意。

2.ペグまで引っ張ってきたら、ちょうど良い長さで弦をカットします。2~3巻きが良いとされてます。巻き数が多いほどテンションが稼げます。僕は普段3巻きちょいくらいです。だいたい弦の上から15cmくらいでカットするといいです。

3.ストリングポストに弦を突っ込みます。奥まで、めっちゃ奥まで突っ込みます。突っ込みましたら根元で折ります、折って巻きます。ナットの溝にはめてある程度ブラブラしなくなるくらいまで巻きます。1~2弦はストリングガイドの下を通しましょう。これはナットから弦が外れないためとテンションを稼ぐ意味があります。

4.全部巻いたらとりあえずスプレーぶっかけときましょう。手の油などが付着するとさびを早めます。少しでも長持ちさせたいなら触れる前にスプレーかけましょう。

・チューニング

最初はいつもどうりに開放弦でチューニングします。チューナーはいろんなメーカーから出ていますが僕が使っているのはこれ
だいたいどこの店でも置いてるKORGのやつですね、右のはシールドつないでやるので精度も普通にいいんですけど、いちいち取り出すのが面倒で、左のクリップで楽器に付けれるやつばっか使ってます、普通に見やすいしちゃんと表示してくれるので問題ないです。

・オクターブチューニング
開放弦でのチューニングを終えたらオクターブチューニングでさらに正確にします。これは始めたばかりの方だとあまりされていない人が多いようですが、とても重要です。

オクターブチューニングとは、開放弦で鳴らした時と12フレット(1オクターブ上)を鳴らした時、弦楽器は音階にズレがおきます、これを直すにはブリッジサドルを調整します。

まず、通常どうりチューニング、次に12フレットの実音と12フレットのハーモニクスを確認します。
12フレットの実音が高かった場合ブリッジサドルを後ろ(下)に、低かった場合ブリッジサドルを前(上)に調整します。
サドルを動かすたびにチューニングが変わるので何度も

チューニング
12フレット実音
12フレットハーモニクス

と確認し調整を繰り返します。サドルはプラスドライバーで回すことで上下に移動できます。

以上がオクターブチューニングです。

・弦高調整

ベースは弦の張力が強いためネックが変化しやすいです、そのためネックが反ってしまって異様に弦高が高くなったり弦が指板にピッタリとついてビビりまともに弾けない状態になってしまいます。

弦高の調整方法は2つあります。

ネック内部のトラスロッドという大きなネジを回すかサドルを調整するかです。

ネックが反ってしまっている場合は楽器のヘッドにレンチ穴が空いていたりネックを外して下部にあるネジを回すタイプがあり、それを調整します。

順反りの場合は時計回り、逆反りの場合は半時計回りに回します
ネックが反っていない場合はサドルで調整します。
サドルの上部に1つにつき2つのネジがあり、六角レンチやマイナスドライバーで調整できます(上のサドルの画像を参照してください)

二つのネジは駒の左右半分ずつで高さを調整できるようになっているので左右は同じ高さにしましょう。

弦高が高い分、テンションが上がりハリがでますがおさえる力が必要になります。

逆に低くすると弾きやすくなりますが下げすぎると音がビビってしまったりします。

指板の構造上2弦3弦は1弦4弦より高くしましょう。弦それぞれで高低差がついてしまうと違和感がありとても弾きづらくなります。

あとは好みの高さに調整して自分の一番弾きやすい弦高を探してみましょう。

弦交換後の音を録音してみました。